おぐらリハビリテーション病院は川平和美教授の開発された促通反復療法(川平法)を治療に取り入れています。
おぐらリハビリテーション病院
日本医療機能評価認定病院
〒893-0023 鹿児島県鹿屋市笠之原町27番22号
TEL 0994(31)1218FAX 0994(31)1288
 病気(脳卒中など)やケガ(骨折など)によって受けた障がいを、いろいろな手段を用い、失われた機能を回復させ、社会復帰する手助けをするのがリハビリテーションの役割です。
 当院ではリハビリの担当スタッフが最新の知識と技術をもって一人ひとりの患者さんに適した訓練を行えるよう努めています。
 リハビリテーションの専門病院として、「機能回復」にこだわった特色ある治療プログラムに取り組んでいます。
1.片麻痺回復のためのリハビリ
促通反復療法(川平法)とは
 麻痺した手や足を操作することで、必要な神経回路にピンポイントで刺激を伝え、自発的に動かせるように誘導します。それを根気強く、繰り返し行っていくことで神経回路を再建・強化し、麻痺の回復を促進する新しいリハビリ法です。リハビリ動作は指や肘、肩など8パターン、足3パターンがあります。麻痺の程度に応じてセラピストがリハビリメニューを組みます。麻痺のある部位をそれぞれ1日100回繰り返して行います。

川平和美先生
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科運動機能修復学講座機能再建医学教授

促通反復療法(川平法)についてのお知らせ
 過日の
NHK放送以降、促通反復療法(川平法)について多くのお問い合わせをいただいておりますが、現在のところ、新規の患者様への対応はできかねない状況です。誠に申し訳ございません。

 「少しでも麻痺した手が動くようになりたい」という患者さんの気持ちに応えられるように、当院では鹿児島大学医学部の川平和美教授の開発された促通反復療法を治療に取り入れています。

2.歩行リハビリ
@歩行訓練
一般的な歩行訓練はもちろん、多くの介助が必要な方には吊り下げトレッドミルや様々な種類の下肢装具を用いて、患者さんが自分の足で立って歩くということにこだわったリハビリを行っています。

Aブレイスクリニック(装具診察)
 リハビリを進める上で、患者さんの症状によっては体を動かすために装具を必要とする場合があります。毎週行われる装具診察では、医師、理学療法士、作業療法士、制作した義肢装具士が一同に会して、検討していきます。数多くの種類の義肢や装具から患者さんに適したものを作成し、リハビリの段階に応じて調整を行っていきます。
※装具とは
四肢(手足)・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する福祉器具のことです。たとえば、脳卒中の片麻痺者に適応される短下肢想具、長下肢装具、切断者による義足、義手、脊椎骨折後のコルセットなどがこれに含まれます。
B集団での立ち上がり訓練
 歩行訓練の一環として行っています。椅子に座った状態から立ち上がるという動作を繰り返し行うというシンプルな訓練です。毎日、同じ時間に食堂に集まっていただき、決められた回数行います。参加するとラジオ体操のようにスタンプカードにスタッフが印鑑を押します。励ましあいながら、楽しみながら歩くために必要な下肢の筋力増強をはかっています。
研究発表を行いました(発表の内容はコチラです)
      立ち上がり訓練カード
C吊り下げトレッドミル
 ウォーキングマシンと安全ベルトおよび吊り下げ装置を取り付けた設備です。長嶋茂雄氏がリハビリに使っていたことで有名になりました。脳卒中や脊椎損傷などで歩行が困難となった場合や長期間寝たきりの状態のために体力が低下した患者さんの歩行訓練として用います。

3.脳活性リハビリ  脳卒中や認知症などで記憶力や判断力が低下された方に対して、臨床心理士を中心に脳活性を目的としたリハビリを行っています。
@音楽療法
 音楽を聴く、歌う、演奏する、リズムに合わせて体を動かす、そんな楽しさが自然な形で呼吸や肺の機能を高め、精神的な不安や孤独感に対しての一助となることを目的としています。
 昔懐かしい歌を歌ったり聞いたりして、認知症の患者さんの回想法としても効果があります。プログラムにも工夫を凝らし、患者さんの入院生活に潤いをもっていただくことも大切にしています。
A回想グループ療法

 回想法は、楽しいおしゃべりを基本としています。当院では高次脳機能障害の患者さんの認知障害・記憶障害に対して、回想グループ療法を取り入れています。

4.摂食嚥下リハビリ 脳卒中などで自分の口から食べることができなくなった方に対し、専門的観点から評価し、治療を行います
@嚥下造影検査(VF)
嚥下能力の評価のための画像診断検査です。
  • 食べ物が気管に入っていないかどうか(誤嚥、食物残留等)
  • 安全に飲み込みができるかどうか(食品の種類、体位、摂取方法)について、レントゲンの透視検査を利用して評価する検査です。検査の結果から食事摂取困難やむせこみの改善のための、効果的なリハビリテーションを行うことができます。
嚥下造影検査
(VF:Videofluoroscopic examination of swallowing ・videofluorographic study of swallowing)
A嚥下内視鏡検査(VE)

 検査は、リハビリテーション科専門医などが直径2mm程度の非常に細い耳鼻科用喉頭ファイバースコープ を用いて実施する特殊な嚥下機能検査です。
 非嚥下時の口腔・咽頭・喉頭・食道入口部の 観察と、さまざまな食物を嚥下する際の口腔・咽頭・喉頭・食道入口部の状況を録画します。検査直後に検査時の動画を患者さんにもすぐにお見せすることができます。
 病院の外来・入院中のベッドサイド・在宅など,さまざまな場面で簡単かつ迅速に嚥下機能検査を実施することができます。

嚥下内視鏡
(VE;VideoEndoscopy)
B言語聴覚士による摂食訓練
 嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査の評価をもとに食事介助の方法・食材の形態・姿勢などを工夫し、言語聴覚士が実際に食事介助を行いながら摂食の訓練を行います。

5.脳血管障がい者の自動車運転の評価

「おぐリハ」の特徴リハビリプログラム通所”おぐリハ”
|グループホーム”イーストサイドおぐら
小規模多機能ホーム”サポートセンターおぐら24

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おぐらリハビリテーション病院
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